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この人に聞きたい:第555回
(週刊水産タイムス:16/09/12号)

日水グループ製品 世界で売る

日本水産(株) 海外販売推進室長  山本 大介氏

 

 日水グループの金子産業(佐賀県唐津市)で専務を4年、この6月に本社に戻り、海外販売推進室長に就いた。

 水産品をはじめ、水産加工品、冷凍食品、常温食品、機能性食品など、日水および日水グループの製品を、いかに海外で販売を伸ばしていくかというのが海外販売推進室に課せられたミッション。「かなりのプレッシャー」を感じながらも「まずは海外で生産している日水グループの製品を、現地で販路を広げる。いうなれば海外におけるニッスイバージョンの地産地消」から取り組み始めた。既にタイ、シンガポール、香港、中国を回り、現地との連携を確認した。

 昭和35年7月生まれの56歳。東京水産大学(現東京海洋大)水産学部食品工学科を卒業後、日本水産入社。

 旧海外第三部(東南アジア)で本社勤務の後、ニッスイシンガポールに5年半、広島支店(現広島支社)4年、平成7年から24年までは、本社のまぐろ課長や日水グループの中谷水産(現西南水産)で代表取締役副社長などを務め、まぐろ事業に永く従事した。

 推進室としての当面の数値目標は当然あるが、「ここまでやれば」というゴールはない。数字的には「飛躍的な拡大を求められている」。入社以来、東南アジアでのエビ事業や広島支店での山陰地区開拓、マグロ養殖事業の本格的な立ち上げなど、パイオニア精神を伴う仕事が多かったためか「新たな道を切り拓く仕事が性に合う」。

 海外販売推進室は3年前に設置された部署。メンバーは本社が6人で、米国2人、欧州、中国、タイにそれぞれ1人が出向。

 初代室長は山ア康正氏(現デルマール社長)、2代目は山橋英一郎氏(現大水常務)と、偶然にも3代続けて「山」が頭文字となった。

 これまで海外事業に携わる中で培われたグローバルな視点に、会社全体を切り盛りした金子産業での経験がプラスされ、日水グループ海外事業の新たな挑戦が始まったことを感じさせる。

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