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この人に聞きたい:第601回
(週刊水産タイムス:17/08/21号)
水産事業の目標達成に手応え
日本水産(株) 取締役専務執行役員 的埜 明世氏
日本水産の水産事業執行。水産部門は今3月期第1四半期で営業利益32億円を計上した。
「去年は赤字だったチリのサルモネス・アンテルティカ社(鮭鱒養殖業)が黒字転換したのが大きい。在池魚評価も含めての数字だが、前年は6億円の赤字が今年は26億円の黒字と32億円の改善。市況が堅調で、飼料効率、成長、歩留まりといった養殖成績も良かった。生産、販売ともにプラスに動いた」と口調も滑らか。
他の魚種も「アルゼンチンアカエビ、スケコ、カニ、スリミも善戦健闘している。マグロ、油脂(魚粉、ミール)はやや利益を落としているが、赤字にはなっていない。押しなべてマイナス魚種がない」。
これらを踏まえ、水産事業の通期予算達成(営業利益105億円)に自信を見せる。「何が起きるか分からないのが世の常だが、このまま推移すれば、かなり期待が持てる」。
今後のサケの市況については「チリの養殖ギンサケ・トラウトの魚価は年末まで乱れることはないだろう。アラスカのベニも予想以上に獲れたが、北米の市況が強すぎて日本にもってくることができない。ロシアベニの大サイズも魚価のいい北米に回るだろう。年内はサケの相場は崩れないはず」と見通す。
注目されるのがM&A。「できれば海外の市場に近いところに養殖の拠点を持ちたいが、それには資源管理がしっかりしていることが大前提。日本にも養殖場の適地が多くある」。
国内のエビ養殖や、マダコ完全養殖の研究も進める。「エビやタコはマグロやブリに比べて生育期間が短く、回転が速い。事業化すればメリットがあり、楽しみだ」。
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