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この人に聞きたい:第617回
(週刊水産タイムス:17/12/11号)

社員の考えを吸い上げる

東都水産(株) 代表取締役社長  江原 恒氏

 

 11月10日付で代表取締役社長に就いた。社長室の中は社長就任を祝う胡蝶蘭だらけ。「これでもほしい人にあげた」と微笑む。趣味として、自宅でも小さな胡蝶蘭を育てている。

 「花を咲かせるには技術がいるが、専門家にコツを聞いたところ順調に育っている」と語る。
 そのほか、スポーツ観戦、読書、歌を歌うことなど多趣味。「頭の中はやりたいことだらけ。9年前に腰を痛めるまではマラソンが一番の趣味だった」とスポーツマンの一面も覗かせた。

 中央大法学部卒業後、同社へ入社。入社後は管理畑を長く歩んできた。

 「これまで総務半分、経理半分で働いてきた。水産卸の営業は勉強中。週に2回はセリ場を回っている」

 管理畑を長年歩んできたが、「性格的に、人と話すのは嫌いではない」という。現場を回りながら、積極的に社員とコミュニケーションをとるように心がけている。

 「会社を良くするためには、各社員が指示待ちするのではなく、自分で考えて仕事することが重要。社員の考え・アイデアを吸い上げるのが社長の役目。ボトムアップとトップダウンを融合した企業経営をめざす」

 喫緊の課題は水産卸売事業のテコ入れだ。

 「市場の強みは“目利き力”と“集散機能”。2つの優位性を生かしながら、顧客のニーズに応えていくことが求められている」

 来年10月には豊洲への移転が控えている。

 「移転後数カ月から半年は物流をはじめ色々な面で大変だと思うが、豊洲市場をいかに円滑に運用するかがカギ。その上で、顧客が求めるサービスをタイムリーに提供することで、市場外流通と戦っていきたい」

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