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この人に聞きたい:第682回
(週刊冷食タイムス:19/04/09号)
弁当給食、惣菜とも伸ばす
(株)ショクカイ 代表取締役社長 田端 智弘氏
(たばた・ともひろ)2009年7月入社。営業部長、営業本部長、常務執行役員を経て2017年1月代表取締役常務、昨年4月から現職。東京都江戸川区出身。1968年12月生まれ、50歳。柔道2段。趣味はゴルフ。
高品質・安価の期待に応える
「同じ価格でどこよりも良い商品を」をモットーに成長を続けるショクカイ(東京)。昨年4月社長に就いた田端智弘氏、2年目に勝負を賭ける。
――社長就任から1年が経過した。常務の頃と心境は違う? 田端 違いますね。目先のことだけでなく、3年後、5年後を見据えて考えるようになりました。日々勉強です。この1年は営業体制の見直しなど足場・組織固めを重視しました。その結果、前12月期売上高は前年比0.4%増184億1200万円と微増です。
――3年後、5年後の姿とは。 田端 弁当給食が事業の核である点は変わりませんが、量販事業(惣菜)も伸ばし、新たな柱とします。量販事業の前期実績は微増ですが、将来、売上げ比率の2割位まで伸ばしたいと考えています。惣菜事業は立ち上げてから6年目。これまで提案先は関東近県の中堅規模スーパーやベンダーに絞ってきましたが、今後は東海や西日本、東北などにも提案先を広げていきます。弁当給食と同様、惣菜もカタログ配布による営業ベースです。
――前社長の太田賢吾氏(現名誉相談役)はカタログ掲載商品の値段のメリハリの付け方など上手だったと聞いている。 田端 太田のノウハウは、彼の部下として10年ほど一緒に仕事をしてきた中で身につけました。惣菜向けも定番品に限定しません。弁当商材向けの必須品を低価格で提案すると良い反応があります。
――惣菜の提案先から評価は。 田端 「こんなに安いの!」と驚かれます。当社に対するユーザーの期待は「同じ品質をどこよりも安く、同じ価格でどこよりも良い商品を」という点にあります。弁当給食と同様、惣菜の販路でも期待に応えます。資本業務提携先の丸紅系ファンドとの関係も良好で、得意先を紹介いただくこともあります。惣菜を内製化していたスーパーも、人手不足を背景にアウトソーシングするところが増えている市場環境も好機です。
――核はあくまで弁当給食? 田端 そうです。弁当給食の市場環境は厳しく、業界内で淘汰は今後さらに進むはず。その中で当社は、主要取引先にもっと食い込む必要があります。大口の取引先をさらに掘り下げるためにも「同じ品質をどこよりも安く、同じ価格でどこよりも良い商品を」のモットーに徹し、本当に必要とされる会社となります。10月からの消費税増税、軽減税率スタートも、事業拡大のチャンスと捉えています。今期の売上げ目標は高い数値を社内で掲げています。
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\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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