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この人に聞きたい:第699回
(週刊水産タイムス:19/08/19号)

「MEKIKI」を世界共通語に

東京築地目利き協会 専務  本間 奈々氏

 

 築地マグロ仲卸の家に生まれ、20年以上現場で家業に従事してきた。日本人の魚離れや築地移転決定がきっかけとなり2017年10月に佐藤篤子代表理事とともに「東京築地目利き協会」を立ち上げる。江戸時代の日本橋から築地、豊洲に続く世界有数の魚市場「魚河岸(うおがし)」の目利き文化を国内外に広めるべく、「築地魚がしコンシェルジュ認定講座」を開催している。

 同講座は魚河岸で働く目利きのプロからおいしい魚介類の見分け方や捌き方、魚河岸の歴史、資源問題などを座学や実技、試食を通して学ぶもの。1日目の目利き座学ではウニやエビ、生マグロ、冷凍マグロといった各分野の専門家が各コマを担当。豊富な経験に裏付けられた講義は他と一線を画す。本間氏は「目利きの知識・技術の習得よりも目利きという歴史ある日本文化を知ってもらい、魚食に対する関心を深めてもらうことが重要」と強調する。

 基本的には本間氏をはじめとして、理事は講師を務めることなく、イベントの企画・運営・広報など裏方に徹している。講座終了後も受講者が引き続き、魚に触れる機会を提供することも怠らない。認定取得者は提携レストランで割引特典が受けられるほか、合格祝いとしての究極の寿司パーティーに参加できる権利(有料)を得る。会員制度に基づき、自分のスタイルに合わせて資格を活用することができる。

 最近は「築地魚がしコンシェルジュ認定講座」に加え、脳に特化した魚食育資格講座「おさかなブレインコンシェルジュ講座」や親子で参加する「おさかなキッズコンシェルジュ講座」なども展開する。

親子参加型イベント、24日豊洲で

 「おさかなキッズコンシェルジュ講座」を24日に豊洲市場で開催する。豊洲市場見学やマグロの頭の解体観察、マグロ中落ち丼作りなどを予定。夏休みの自由研究の題材としてもおすすめだ。親子ペア1万800円、申込先tsukijimekiki@gmail.com

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