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この人に聞きたい:第706回
(週刊水産タイムス:19/10/07号)

音楽と水産、楽しくつなぐ

水産系シンガーソングライター  牧野 くみさん

 

 北海道斜里町出身。「水産系シンガーソングライター」としてアナゴやサケなど魚に関する楽曲を積極的に制作。ライブ活動や動画配信アプリで演奏している。2013年冬に鯨食推進キャンペーンの楽曲提供を行ったことを契機に日本の魚食文化に改めて目を向けるようになった。

 水産物の価値が消費者に伝わり切っていないことを懸念する。「音楽は口頭での説明よりも感覚的に人の心に届く。自分のできることで生産者の思いやストーリーを消費者に発信したい」と語る。水産業は未経験だが知識を習得するための努力を怠らない。

 2018年には魚食文化に関する知識力を図る日本さかな検定(ととけん)1級に合格。説得力のある楽曲制作を心掛ける。「地域によって呼び方や食べ方が異なるなど、多様性のある食文化が魚の魅力」と強調する。東日本大震災で被害を受けた地域の水産業の課題に取り組むプロジェクト「Ocean Academy」への参加経験も持つ。

 最近ではアナゴ加工・輸入業者などが加盟する日本アナゴ協会(代表理事=所英樹ティーオー食研会長)テーマソング「令和はアナゴで」を担当。味はもちろん、健康性やコストパフォーマンスに優れ、「土用の丑の日」に最適なアナゴの魅力を軽快なテンポで余すことなく伝えている。CDのカップリング曲「アナゴのブルース」ではアナゴの目線から「食べてほしい!」という強い思いをしっとりと歌い上げている。

 好きな水産加工品は「鮭とば」。「No鮭とばNo Life」をモットーとし、北海道産鮭とばを自腹で購入しライブで配布したことも。現在、サケやマスがテーマの楽曲を収録したCDを制作中。10月27日に発売予定。同日には東京都渋谷区のライブハウス「GRAPES KITASANDO」で「牧野くみ魚だらけのワンマンライブ」を開催する。問い合わせはmakkinya@gmail.comまで。

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