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この人に聞きたい:第778回
(週刊冷食タイムス:21/03/23号)
前期はECの売上げ3倍以上
イオンサヴール(株) 代表取締役社長 小野 倫子氏
(おの・みちこ)1997年ジャスコ(現イオン)入社。バイヤー、戦略部マネージャーなどを経て2013年冷凍食品事業プロジェクトチームリーダー、16年6月1日から現職。奈良県生まれ。今期は出店よりもECに力を入れる。
コロナで需要増、新規ユーザーも
イオンサヴールが展開する冷凍食品専門店「ピカール」はコロナ禍で内食需要を取り込み、前2月期は大幅増収。特にEコマースが好調だった。
――前2月期を総括すると? 小野 テレワークに伴う内食需要の高まりで、店舗はもちろん、Eコマースが3倍以上と店舗の伸びを上回りました。テレビや雑誌でピカールを知ってもらい、新規ユーザーもかなり増えました。 上期を振り返ると、テレワークが浸透したことで、子どもがいる家庭の場合、仕事をしながら、子どもの食事も準備しなければなりません。レンジ調理や、下ごしらえ済みの簡便性の高い冷凍食品のストック需要が高まりました。これは当社だけでなく、冷凍食品全体に言えると思います。 下期に入ると、生活者が買い物の仕方に慣れてきた一方、外食や海外旅行が楽しめない代わりに、ワインに合う前菜や、クリスマスをピークに「鴨肉のコンフィ」といった家庭では調理が難しく、外食として楽しんでいたような商品の需要も伸びました。
――昨年の人気商品総選挙ではクロワッサンが1位になった。 小野 看板として育ててきた商品で、人気と売上げの両方でbPになりました。これまでは時間にゆとりがある週末を中心に使っていただいていたのが、テレワークで自宅にいる時間が増えた分、平日の朝でもクロワッサンをお楽しみいただける時間が増えたこともあるようです。 フランスでは一昨年、日本では昨年4月にクロワッサンをリニューアルしました。フランス・シャラント県産のAOP(原産地保護呼称)認証発酵バターを配合するなどフランス産の素材にこだわり、香りがさらに良くなりました。
――日本独自の商品は? 小野 「チキンと緑の野菜のジェノベーゼ」はフランスにはない商品として2年前に発売しました。日本に輸入できない商品の代替と、家族構成や食文化、消費者のし好、容量など日本の市場に合わせた商品という両方の意味合いがあり、ほかにも何品かあります。
――今期の重点施策を。 小野 まず品揃えの充実に重点を置きます。現状の360〜370品ではまだまだ不十分。品揃えの充実が、買物客に一番喜んでもらえる施策だと思っています。フランスでは毎年新商品を100品、季節商品を100品発売しています。フランスの売場に常時並んでいるのは800品前後。将来的には同じ数の商品を揃え、そこからがスタートだと思っています。
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