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この人に聞きたい:第810回
(週刊水産タイムス:21/11/15号)

管理の厳しさはトップ級

オーストラリア大使館商務部 参事官(商務)  マレイ・スペンス氏

2016年にメルボルンに戻る前は、東京を拠点にいくつかの外資系企業のゼネラルマネージャーなどを歴任。17年にオーストレードに入庁。ビクトリア州メルボルン出身。

 2017年にオーストラリア貿易投資促進庁に入庁し、貿易投資部でシニアアドバイザーとして活躍。今年4月からオーストレードの参事官(商務)に就任し、日本でアグリビジネスや食品に関する戦略を担当している。25年以上にわたり日本を含む北東・東南アジアで暮らしており、日本語や中国語も堪能。
 オーストラリア大使館商務部はこのほど開催された「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」に約20年ぶりに出展。環境に配慮した持続可能な方法で漁獲・養殖された高品質なオーストラリア産水産物を紹介した。
 「クリーンでグリーンな環境で育ったオーストラリアの水産物は高品質。マグロやサーモンなど、すでに日本でよく知られている魚もいるが、ほとんど知られていない魚も多い」と今後の輸出拡大に期待する。
 同国の水産業はFAO(国際連合食糧農業機関)のガイドラインに準拠しながら、各州が規制を設けて徹底管理している。
 「オーストラリアの厳しい漁業管理は世界でもトップ5に入る」
 オーストラリアと言えばビーフやラム肉などのイメージが強いが、健康志向の人が増え、シーフード人気が高まっているという。
 「オーストラリアでも寿司などの和食が人気。また、スキーができる北海道を筆頭に、日本へ観光に行きたい人は増えている」
 日本政府は訪日観光客を6000万人にする目標(2030年)を掲げている。「持続可能で品質の良いオーストラリアの水産物を供給することで、日本の観光業を支えていきたい」と語る。

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