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この人に聞きたい:第825回
(週刊冷食タイムス:22/03/08号)

保管プラス運送を提案

山手冷蔵(株) 代表取締役社長  市嶋 健介氏

(いちじま・けんすけ)フジエコー、伊藤忠ロジスティクス勤務後、2001年入社。現場担当、営業部長、常務、専務を経て20年5月現職。1974年1月生まれ、48歳。創業者の市嶋敬造氏は祖父、会長の青山信之は叔父にあたる。

内陸に拠点確保 視野に

 東京・首都圏がベースの老舗冷蔵倉庫業。まもなく竣工する川崎ロジスティックセンター2期棟の特徴や、今後の方針、喫緊の課題などを聞いた。

 ――創立100周年をまもなく迎える。
 市嶋 1922年4月28日が創業日です。社名に「山手」とあるのは東京新宿で創業した名残です。戦前、食用氷の製造から事業が始まりました。

 ――100年企業は立派。企業が続いた理由をどう捉える?
 市嶋 新しいことに挑戦してきたからだと思います。旧「山手製氷冷蔵」を現「山手冷蔵」に社名変更したのは1963年です。製氷製造を廃止し、冷蔵倉庫業が基盤となりました。大量の貨物を取り扱うことが必須となり、港湾地区に拠点を構築し始めたのは、その当時、大きなチャレンジだったといえます。

 ――拠点は現在5拠点。すべて東京と川崎の臨海部にある。
 市嶋 川崎市東扇島の川崎ロジスティックセンター(川崎LC)2期棟が4月に完成すると合計収容能力は約14万になります。川崎LC単独でも、1期棟・2期棟合わせて5万4350で、これは東扇島で5本の指に入る収容能力となります。2期棟は約10年ぶりの大型投資です。

 ――最新拠点の特徴は何か。
 市嶋 2期棟は地上5階建てで、1階をすべて荷捌き場としました。2〜5階が冷蔵倉庫で、庫内に保管効率が高く、地震の揺れに強い移動ラックを導入しました。フローズン6255パレット、チルド8271パレットを収納できます。主要貨物は畜肉です。

 ――1階は荷捌き専用スペースとしたのは荷主の要望?
 市嶋 当社の判断です。効率的に入出庫ができるよう設計しました。作業効率の高い、流通型センターです。トラック待機時間削減につながるシステム等も導入しました。環境配慮型冷蔵倉庫と自負しています。

 ――物流のニーズが多様化する中、今後どのようなチャレンジが必要と考える。
 市嶋 保管に留まらず運送にも力を入れる必要があります。そこで物流企業とこのほど業務提携しました。提携先と共にロジスティクスを強化し、保管プラス足回りを提案します。また臨海部だけでなく、将来的に内陸部にも拠点を持つことを視野に検討します。候補地は関東エリアに限りません。

 ――喫緊の課題は。
 市嶋 原油高です。燃油調整費等のマイナス影響を最少化すべく取り組みます。

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