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この人に聞きたい:第834回
(週刊水産タイムス:22/05/16号)

とびきりのサバを届けたい

横浜冷凍(株) 茨城県養殖共同事業担当部長 茨城営業所長  
松井 美枝子氏

(まつい・みえこ) 千葉県銚子市出身。県立銚子高校卒業後、1989年横浜冷凍入社。食品販売部門に従事し、今年4月から現職。夫と娘2人が住む銚子の自宅と、単身赴任先の茨城県大洗町を週に1回行き来している。53歳。

 4月に茨城県と共同で「ICT技術を活用したマサバ養殖ビジネス化実証事業」をスタートした横浜冷凍。所長を務める大洗町の茨城営業所が事業の窓口となった。「いばらきの養殖産業」創出事業の1つで2024年3月までの2カ年事業。
 陸上養殖(鹿嶋市の県栽培漁業協会)で種苗育成した後、茨城県内の海面網イケス(5×5×3.5m)4面で出荷サイズに育てる。周辺水域の富栄養化を低減する環境配慮型の仕掛けを検討しているほか、養殖用ICT機器の導入により省力化を図りつつ、特に自動給餌機にAIを組み合わせ、将来は自動化をめざす。
 横浜冷凍の主な役割は、養殖魚の販売がビジネスとして成立するかどうかの検証。事業終了後、事業として可能と判断した場合は、事業全体を移管し、茨城県内で事業継続する。茨城県は首都圏に近く、高速道路をはじめ交通網が充実していることから、活魚での商品展開も視野に入れる。
 養殖事業は本来、運営や施設設置に関する関係者の調整をはじめ、建設費用、種苗の確保、養殖技術の習得などのハードルがあるが、「事業化すれば茨城県の地域振興につながる可能性を持つ。養殖による資源確保は、環境面からSDGs(持続可能な開発目標)の趣旨にも合致する」と意欲を示す。
 「皆様からのご協力をいただきながら、事業化できるように取り組んでいきます。養殖状況などの発信も考えており、アニサキスフリーのとびきりおいしいサバが提供できますように」と新規事業にチャレンジしている。

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