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この人に聞きたい:第847回
(週刊水産タイムス:22/08/22号)

青物はアジよりサバが人気

韓国水協中央会 東京事務所 東京貿易支援センター長  
朴 康成氏

(パク・カンソン) 韓国・釜山にあるプギョン大学水産学部を卒業後、韓国水協中央会入り。研究員や系列銀行に勤務後、今年4月から現職。33歳。韓国・ソウル出身。

 韓国水協中央会は韓国の漁業者を代表する漁業協同組合中央会。2017年9月、東京・港区に貿易支援センターを開所した。日本市場での韓国産水産物の販路拡大と日韓両国の水産交易の拡大をめざし、メーカー・生産者を支援している。
 釜山にあるプギョン大学水産学部で水産経済学を学んだ後、韓国水協中央会に入社。研究員や系列銀行などの勤務を経て、水産物輸出事業や支援事業に従事。今年4月から東京貿易支援センターに赴任している。
 韓国政府は、新鮮で高品質な韓国産水産物のブランド「K―FISH」を展開している。貿易支援センターは東京のほか、中国や台湾、米国、ベトナム、インドネシア、タイに開設。各マーケットに合わせた韓国産水産物の輸出支援に取り組んでいる。
 韓国でよく食べられる魚はサバやタチウオなど。
 「青物ではサバやサンマはよく食べるが、なぜかアジはあまり食べず、日本などへ輸出している。日本で干物やアジフライを食べて、そのおいしさを知る人も多い」という。
 韓国ではホヤも人気だ。 「刺身でも食べるが、ゴマ油やコチュジャンと一緒にビビンバの具材として食べる人が多い。アワビは手軽に食べられるが、マグロやウナギは高級品。若い人を中心にノルウェー産サーモンも人気が高い」と韓国での魚食事情を説明する。
 秋には小売店で韓国産水産物のフェアを実施する予定。
 「韓国の輸出業者の支援に加え、今後は日本の輸入・流通・小売業者などの販促支援などを積極的に行い、韓国産水産物の輸出を増やしたい」としている。

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