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この人に聞きたい：第875回
（週刊水産タイムス：23/03/13号）

こだわりデザインの明太子

（有）フィッシャーマンズクラブ　代表 　　林　隆介氏

 

　1985年創業の福岡・天神親不孝通りにあった父が経営する料理店「漁師館」で長年、板前として働いていた。
　板前歴は約15年。昨年、会社を引き継ぎ、フィッシャーマンズクラブを設立。明太子などの製造・販売やインターネット通販を開始した。
　通販サイト「フィッシャーマンズクラブ」では、「漁師館」の名物メニューだった「ゆず明太子」や、祖母がよく作ってくれた思い出の自家製「赤しそジュース」などを自ら製造し、販売している。
　このほど開催されたＦＯＯＤＥＸにも出展し、さわやかな味わいの「赤しそジュース」が来場者に好評だった。
　「ゆず明太子」「赤しそジュース」ともに、商品パッケージにこだわり、自らが好きなイラストレーターに依頼してデザインした。かわいらしいパッケージが目を引く。地元の土産品としても人気で、パッケージ買いする人も多いという。
　長崎県のアンテナショップや米国ロサンゼルスの日系スーパー「マルカイマーケット」の福岡フェアでも「博多ゆず明太子」や「赤しそジュース」を販売。
　「博多ゆず明太子」はプチプチの粒子感を持つ大きい原卵を厳選。塩味、辛さをひかえて子どもから大人まで楽しめるよう、出汁とゆずの風味、香辛料の香り豊かな和風テイストの明太子に仕上げている。
　趣味は釣り。通販サイトではオリジナルデザインの釣りウェアなども販売している。
　板前としての夢も持っており、「将来的には釣った魚を調理する釣り魚料理店を出したい」と語る。

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