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この人に聞きたい:第932回
(週刊冷食タイムス:24/05/14号)

同一精神で同一政策を遂行

日本外食流通サービス協会 会長  中村 一朗氏

 

基本理念の下、共販目標へ一丸

 業務用卸の全国組織、日本外食流通サービス協会(=JFSA 仙台市)は「第62回定時総会・ジェフサ方針発表会」を仙台市内のホテルで26日開催した。
 就任2年目を迎える中村一朗会長(中村角社長)は以下の様に方針を説明した。
 ◇

 JFSAの昨年度の共販実績は788億円となり、目標対比105%、前年対比109.3%を達成することができた。これもひとえに共販メーカー、協力メーカーのご支援、ご協力のおかげだ。心からお礼を申し上げる。
 さて、本日は私から2点報告したいことがある。1つはJFSAの体制変更。まず協会JFSAについては佐藤正之相談役(サトー商会会長)と加城一成理事(協和商工社長)が退任した。お二人の協会に対する多大なる貢献は言葉では言い表せない。心から感謝を申し上げるとともに、これからもご支援、ご指導を賜りたい。
 特に佐藤相談役は役職を超越した方であり、今後も相談させていただきたいと考えている。

機能強化で支援 地域一番めざす

 事業会社の株式会社ジェフサについては木村喜昭社長、梶田雅仁常務(事業委員長)が退任し、鈴木滋雄副社長が社長に、阿部徳章氏(サトー商会取締役)が事業委員長にそれぞれ就任した。木村氏には引き続き協会JFSAの専務理事を務めていただく。また、木村氏には引き続きジェフサの顧問として事業活動にご尽力いただく。
 ジェフサの業種別部会も名称を含め体制を変更した。日頃から申し上げていることだが、各会員卸が各地域で市場占有率を高め、地域一番店になることがJFSAにとって最も重要。そのことを強力に支援していくため、ジェフサの機能強化を図る。
 商品開発、品質管理、販売促進、物流対応、商品管理、デジタル化等々の課題解決に対し、鈴木新社長、阿部新事業委員長を中心に鋭意取り組んでいく。

一枚岩こそが強さの源泉

 報告の2点目はJFSAの基本理念。3つの基本理念はJFSA創設者、佐藤正治最高顧問(故人)の思いが凝縮された、JFSAにとって大切なものである。
 これまで3番目に位置付けていた「全国同一精神で同一政策を遂行する」をあえて1番目に持ってきた。これが3つの基本理念の中でも最も大事なものと考える。
 我々JFSAの会員卸はJFSAの基本理念を理解し、共有する企業のみで成り立っている。同じ政策を遂行し、同じ目標に向かって一枚岩でまい進していく。これがJFSAの強さの源泉。これからも基本理念の下、会員一丸となり目標に向かって政策を遂行していく。
 今年度の目標は共販合計で815億円(前年対比103.5%)に設定した。今年は年初から様々なことがあり、事業環境が変わってきたと感じる。目標は決して簡単に達成できる数字ではないが、共販メーカー、協力メーカーの引き続きの絶大なるご協力をいただきながら、ぜひとも目標を達成したい。

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