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この人に聞きたい:第944回
(週刊冷食タイムス:24/08/06号)

まんぞくプレートは想定以上

ニッスイ(株) 取締役専務執行役員最高執行責任者(食品事業執行)  梅田 浩二氏

(うめだ・こうじ)昭和58年入社。大阪支社冷食課長、広島支社長、常温食品事業部長、福岡支社長、首都圏家庭用営業部長から平成28年執役広域営業本部長。令和2年3月食品事業執行、同6月取締役、令和4年常務を経て今年6月から専務に。昭和36年2月北九州市生まれ、同志社大経卒。

4〜6月の売上げ 常温以外は前年クリア

 ニッスイの梅田浩二取締役専務執行役員最高執行責任者(食品事業執行)は4〜6月の食品事業の売上げについて、常温品を除いた全ての区分で前年をクリアしていることを7月18日開いた新商品発表会で報告した。

 家庭用冷凍食品は主力品の「大きな大きな焼きおにぎり」、「たこ焼き」、「わが家の麺自慢 ちゃんぽん」、「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」が前年超えで全体をけん引した。個食の「まんぞくプレート」はCM効果もあり、想定以上の売上げで推移した。
 練り物などの家庭用加工品は全体では前年並みだったが、「速筋タンパク」を中心とした健康領域商品は堅調に推移した。
 常温品は主力のさば缶詰が前年並みで推移したものの、その他水産缶詰が不調。苦戦していたさけびん詰は取扱い増やキャンペーン効果もあり前年並みのペースで推移しているが、事業全体では前年を下回った。
 業務用食品は価格改定に加え、外食・給食の回復と量販店惣菜の堅調継続により前年超えとなった。
 フロチルのQD食品(キューディッシュ)は伸びたものの、「狙っているところまでは届いていない」(梅田専務)。新発売したNB品が苦戦するも既存のCVS向け商品が堅調に推移して前年を上回った。今後もNB品の強化を図る。
 特に好調だった商品は家庭用冷凍食品で「まんぞくプレート」が58%増、たこ焼きが12%増、弁当惣菜が6%増だった。
 家庭用加工品はフィッシュソーセージが2%増、細ちくわが2%増。
 業務用食品は中華が6%増、チキン加工品が18%増と伸びた。
 QD食品は14%増と2ケタ伸長した。

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