冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース
|
|
|
|
|
|
この人に聞きたい:第962回
(週刊水産タイムス:24/12/16号)
時価総額5500億円に
(株)ニッスイ 代表取締役社長執行役員 浜田 晋吾氏
(はまだ・しんご)1983年東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程修士課程修了後、日本水産(現ニッスイ)に入社し、生産推進室長や八王子総合工場長、最高執行責任者(COO)などを歴任。2021年から現職。23年から日冷倉協の会長を兼任。1959年1月7日生まれ、65歳。東京都出身。
中計策定PJリーダーに田中取締役
ニッスイ(東京都港区)の浜田晋吾社長は年末記者会見を同社本社で9日行い、現中期経営計画「Good Foods Recipe1」(2022〜24年度)の最終年度となる24年度上期をふり返ると同時に、策定中の次期中計「Recipe2」(25〜27年度)に向けた考え方などについて説明した。発言要旨は次の通り。 ◇ 2024年度上期は好調な食品が水産をカバーし、営業利益は過去最高益を更新した。各事業がカバーし合うという当社グループの強みが発揮された。海外事業も調子が良かった。通期業績はこのまま行けば売上高・利益とも計画を達成できる見込み。 CO2排出量削減やプラスチック削減、女性活躍など非経済活動の取り組みも進めているがまだ十分ではない。これら取り組みは経済活動の上昇にもつながる重要な取り組みといえる。 12月6日時点の時価総額は2879億円。PBR(株価純資産倍率)1.0を超えた。2030年には現状の株価(921.8円)の約1.9倍、時価総額5500億円以上を目標とし、世界の食品会社(飲料除く)の上位40位以内をめざす。 次期中計「Recipe2」に向けて、長期ビジョン「Good Foods 2030」策定時に設定したマテリアリティ(3個)を今年5月に見直し、10個に組み直した。 マテリアリティと合わせ、「Recipe2」策定に向けては@「Recipe1」の基本戦略における残課題A競合他社との比較に基づく株式市場から見た課題(価値創造、競争優位性、財務戦略、人的資本)B外部環境の変化(地政学リスク、気候変動リスク、為替変動など)――をふまえて基本戦略を検討する。
中計策定プロジェクトを設置し、プロジェクトリーダーには田中輝取締役執行役員水産事業執行を置いた。各事業(水産・食品・ファインケミカル・海外・物流)、各部門(R&D、経営管理)に統括責任者を置き、ヨコのつながりを生かしてシナジーを強めていく。 R&D(研究開発)という言葉は研究開発部門だけでなく、営業・生産・経理・情報システムなど、どの仕事にもR&Dの種はある。全社員で考え、現状を変え、よりよい会社にしていく意識が必要だ。また、自分を成長させるためには、部署以外、社外とのコミュニケーションも重要。
|
|
|
\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
|
\ 2,750(税込み)
|
|
\ 2,640(税込み)
|
|
|
|