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●海面水温が低下 黒潮大蛇行終息で
(週刊水産タイムス:26/08/17号)
2026年度上半期の漁海況/マイワシの水揚げ量前年同期比約20万t減
漁業情報サービスセンター(JAFIC、黒萩真悟会長)は2026年度上半期(1〜6月)の日本周辺の漁海況を12日発表し、黒潮大蛇行の収束による海への影響と主要魚種の漁獲状況などを明らかにした。
日本周辺海域について、黒潮大蛇行が2025年4月に終息してから約1年間は「C型流路」主体で推移したが、今年4月に日本沿岸に沿ってほぼ直進・接岸して流れる代表的な流路パターン「N型流路」に移行した。 今年1〜3月の海面水温は太平洋の熊野灘〜遠州灘沖、関東沖と日本海などを中心に11〜20年と比較して低下した。 4〜5月は日本海全域で高い海面水温だったが、太平洋の九州〜四国沖と熊野灘〜遠州灘沖、関東南東沖、沖縄東沖などで海面水温が低下した。 調査対象全魚種の累計水揚げ量は前年同期比27%減の61万5000t(速報値)で過去5年平均比30%減と下回った。全魚種の水揚げ量減少の大部分はマイワシの水揚げ量減少が要因。 平均価格は前年同期比49%高の326円/sと上回った。 マイワシの今年6月末までの水揚げ量は11万7000t(太平洋側は2万5000t、日本海側は9万2000t)で前年同期(31万6000t)を約20万t下回った。価格は前年同期比123%高の115円/sと太平洋側での不漁や世界的な魚粉価格の高騰が原因で過去4年平均を上回った。 サバ類は11万8000t(太平洋側は1万9000t、東シナ海・日本海側は9万9000t)と前年同期(12万t)並みだった。 価格は前年同期比76%高の202円/sと過去5年間で最高だった。国内の供給量の減少と、ノルウェーなど北東大西洋のタイセイヨウサバの漁獲枠の削減など、国際的な供給量の減少が理由。 スルメイカは2万t。前年同期(2万4000t)と過去3年平均(2万5000t)を下回った。資源量の変動に加えて、TACに関係した採捕禁止や操業自粛が理由。 一方、カツオの水揚げ量は約1万2000tと過去4年平均(約1万1000t)を上回った。漁場によってサイズが異なることから、生まれや回遊ルートの異なる複数の群れが日本近海に来遊しているとみられる。
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