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今週の一本

●モスフードサービス 冷凍食品で小売市場に本格参入  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:26/09/01号)

「焼きおにバーガー」2品発売

中野事業部長
モスバーガーを想起しやすい「牛カルビ」と「鶏きんぴら」
 モスフードサービスは冷凍食品の新ブランド「MOS Deli(モスデリ)」を立ち上げ、小売市場に本格参入する。第1弾は焼きおにぎりとライスバーガーが合体したような、「具材が入った焼きおにぎり」という新しいカテゴリーの米飯商品2品を9月1日から順次発売する。国内外の飲食事業に次ぐ新たな収益の柱を育てるのがねらい。
 冷凍食品は2022年に開設した公式オンラインショップでEC限定品を扱っている。昨年7月発売した「モスライスバーガー<のり弁>〜白身魚フライときんぴら」は当初の販売計画を上回る好調ぶり。昨年度のEC事業の売上高は22年度比で約5倍に成長しているという。
 新商品は「モスデリ 焼きおにバーガー 牛カルビ」と「同鶏きんぴら」。三角形のライスプレート2枚で具材を挟んだ。ライスプレートは玄米。うるち玄米は香り、もち玄米はもちっとした食感、もち黒玄米は噛みしめると甘みがあり、3種類を組み合わせて玄米の味・風味・食感を最大限引き出した。表面に醤油を塗って焼き上げた。
 「牛カルビ」はスライスした牛肉の厚さにこだわり、低温調理法で肉の旨みを閉じ込め、柔らかく味が染み込んだ仕上がり。たれは牛脂でにんにくを炒めて香りを引き出し、おろしりんごなどで甘みのバランスを取った。
 「鶏きんぴら」は鶏肉とごぼう、にんじんに、だしの旨みを染み込ませ、香ばしく炒めた。昆布だしなど和風のだしを加えている。
 パッケージはモスバーガーを想起しやすいグリーンが基調。具材も店舗で親しまれているメニューに近い。製造は(株)武蔵野群馬フローズンファクトリー。
 1個110g×2個、トレイ入り。電子レンジ調理。希望小売価格は税別560円。東北・関東・中部・近畿地方のスーパー、ドラッグストアで販売するが、早期に全国展開をめざす。
 来年2月ごろ、「焼きおにバーガー」の新フレーバーを1品追加する予定。今期は残り7カ月で1億円程度の売上げをめざす。
 中野秀紀執行役員MD事業部長は価格について次のようにコメントしている。
 「ありとあらゆる冷凍食品を調べた結果、手に取ってもらえる価格は500円以下が多い。500円をややオーバーする『焼きおにバーガー』が高いと受け取られるかもしれないが、ECで販売しているライスバーガーは1個600〜700円。何とか理解してもらえれば」。
 来期はEC販売と外販を合わせて15億円、30年度には36億円を計画。そのうち、外販は22億円で、「モスデリ」が8割を占める。

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