冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース

水産タイムズ社
トップページお問い合わせサイトマップ
今週の一本

●豊洲で市場まつり 漬け丼やあんこう鍋に大行列  松田陽平 (週刊水産タイムス:24/11/11号)

8年ぶり、移転後初開催

セレモニーでは伊藤委員長(中央左)や小池知事(中央右)、市川團十郎白猿氏(左端)らがせりベルを鳴らした
 市場関係業者で構成する豊洲市場まつり実行委員会(委員長=伊藤裕康豊洲市場協会会長)は「豊洲市場まつり」(東京都共催)を豊洲市場6街区特設会場で3日開催した。市場まつりは築地市場で2016年に開催して以来、8年ぶり、豊洲市場移転後は初めての開催となった。
 伊藤実行委員長はオープニングセレモニーで「豊洲市場が開場して6年経過した。コロナ禍などの困難もあったが、1日も休むことなく元気に事業を進めてきた。この市場の元気を伝えようと市場まつりを企画した。地元に愛される、都民に信頼される、世界に羽ばたく市場をめざし、生鮮流通を支え、日本の食文化をこれからも守っていきたい」と市場への思いを語った。
 東京都の小池百合子知事は「(豊洲市場移転時)築地大橋からターレが豊洲市場に移動する姿は今でも忘れられない。移転から早6年。より多くの人に直接市場を感じてほしいという豊洲市場協会の念願がかない、初めての市場まつりの開催となり感無量。豊洲市場の元気とともに心意気も直接感じていただき、おいしい食事を楽しんでほしい」と呼びかけた。
 特別ゲストとして駆け付けた十三代目市川團十郎白猿氏は歌舞伎の成田屋と豊洲(築地)市場の長年の関係性について説明し、「8年ぶりの市場まつりを、世界が誇る、日本を代表する豊洲市場でたくさんの人と一緒に笑顔で楽しめたらうれしい」とあいさつした。
 セレモニーでは、東京魚市場卸協同組合の早山豊理事長の発声で、実際にせりの時に使う“せりベル”を登壇者全員が鳴らして、豊洲市場まつりが始まった。
 飲食グルメコーナーでは豊洲市場の業会ごとに「マグロ漬け丼」(大物業会)や「ふぐ唐揚げ」(ふぐ組合)、「あんこう鍋」(鮮魚業会)、「アナゴ丼」「ウニ丼」(特種物業会)、「小田原おでん」(煉加工品業会)など素材を生かした様々な魚介メニューのブースが並び、行列ができた。
 銀鱗会はBSフジの人気番組「植野食堂」とコラボし、「塩レモン海鮮焼きそば」を販売し、好評だった。 復興支援コーナーでは岩手県や福島県、宮城県、石川県などの魚介メニューを販売した。

仲卸モデル店舗は子ども連れに人気

 会場内には市場と関連が深いターレやフォークリフトを展示したほか、輸送協力会による大型トラックの乗車・荷下ろし体験などを行い、子ども連れ中心に人気だった。
 また、特種物業会は水産仲卸店舗の雰囲気が味わえるように活貝や鮮魚などを並べたモデル店舗を出店。仲卸業者の帽子や前かけを付けた子どもの写真を撮ったり、活きた貝や鮮魚などに触れて楽しんだ。
 会場内では、プロレス団体「プロレスリング ZERO1」による食育講座やちびっ子プロレス教室のほか、実際のプロレスを3試合行い、会場を盛り上げた。
 ステージでは料理人の笠原将弘氏による料理ショーや、さかなクンのトークショーなどを行った。

水産タイムス 冷食タイムス
(C) Copyright 2004-2015, Suisan Times Co., Ltd. All Rights Reserved.
当サイトに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。  お問い合わせ |サイトマップ著作権・記事使用・リンク・個人情報の保護などについて>>