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今週の一本

●冷食協藤江会長 「コストの価格転嫁で景気好循環へ」  御調陽光 (週刊冷食タイムス:26/05/26号)

冷食の高い価値を引き続き発信

 (一社)日本冷凍食品協会の藤江太郎会長は東京都千代田区のパレスホテル東京で20日開催した通常総会で、業界の一層の発展のために「必要なコストを製品価格に転嫁しながら、さらなる賃金上昇を実現し、景気の好循環につなげる必要がある」と強く呼びかけるとともに、次のステージに向けて冷凍食品の高い価値を引き続き発信していく方針を掲げた。

藤江会長
受賞を祝して藤井副会長(右)に
花束を贈呈
 昨年は国内生産量に冷凍野菜輸入量、調理冷凍食品輸入量を加えた国内消費量が300万tを突破した「エポックメイキングな年」と評価し、家庭用・業務用で金額・数量ともに前年増で推移していることを示した上で、消費者からはタイパといった価値の高さを認められ、外食・中食・給食といった業務用筋からは人手不足といった市場環境から支持を得られたと強調した。
 一方で国内消費量400万tや500万tを突破するためには、タイパや簡便性に偏りすぎずに冷凍食品が持つおいしさや高品質、長期保存性、安定供給、持続可能性といった価値も伝えていく必要があり、冷食協として情報発信に努めていく姿勢を見せた。
 「消費者と手間を分かち合う」という高い価値に見合った価格改定が進んでいないことを問題定義し、コスト上昇分を価格転嫁していくよう強調するとともに、賃上げの実践で人財確保と購買力のアップにつなげるよう訴えた。
 冷食協の取り組みとして新たな認定制度・認定マークの普及や、消費者イベント「手間抜きレストラン」での冷凍食品の高い価値の発信、食品表示や環境、物流といった協調領域での情報収集・情報発信に努めたことを成果として挙げた。
 出倉功一専務は昨年度事業の取り組みを報告するとともに、今年度は会員と消費者それぞれを対象とした情報発信の強化や食品表示・環境・物流といった協調領域での取り組みを推進していく方針を周知した。
 任期満了に伴い役員を選任した。会長以下、理事は重任。社内人事に伴い、味の素冷凍食品の南良勉氏が理事に、Umiosの足立克弘氏が監事にそれぞれ就任した。
 昨年度は正会員としてオーブン(愛媛)、準会員としてカルビーポテト(北海道)が加入。賛助会員に奥野製薬工業(大阪)と藤原運輸(兵庫)も加わった。
 計4社が加入したものの11社が退会したことで昨年度末時点での会員社数は前年比7社減の396社。
 今年度は準会員としてホクト(長野)、賛助会員としてイデラキャピタルマネジメント(東京)、ACTUNI(大阪)の3社がすでに加入している。
 通常総会後の懇親会では藤江会長が、藤井幸一副会長(サンマルコ食品会長)に花束を贈って旭日双光章受章を祝った。

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