●ノルウェー大使館 日本との協力関係を強化 松田陽平 (週刊水産タイムス:26/06/08号)シーフードセミナーに約300人 ノルウェー大使館水産部は、「パートナーシップの強化と日本市場における新たな機会」をテーマにした「ノルウェー・日本シーフードセミナー」を都内のホテルで3日開催した。日本とノルウェーの関係省庁をはじめ、漁業・養殖関連事業者、商社、流通・加工、外食、小売業者など約300人が参加し、最新の情報を共有した。 シシャモとサーモン 両国が生んだイノベーション
ネス大臣は日本とノルウェーの水産業の歴史をふり返り、「かつて魚の餌として利用されていたノルウェー産シシャモだが、日本市場で食べ物としての価値を認めてもらい、新しい商品へ変わった。また、40年前にノルウェーサーモンが初めて日本に輸入されたが、生でサケを食べる習慣はなかった。日本の食文化に受け入れられ、サーモン寿司として世界中に広まった。シシャモとサーモンの物語はまさに両国が生んだイノベーションであり、その協力関係は今も続いている」と語った。 また、日本の水産関連事業者に対して謝意を示し、「日本のパートナーの皆さんの熱心な取り組みのおかげで、ノルウェーシーフードは高品質のまま消費者に大切に届けられている。両国の協力関係は人、信頼、持続可能な食料を未来に向けて届けることへのコミットメントで成り立っている。これから先も協力関係を広げて、両国の次の物語への新しい章を開いていこう」と呼びかけた。 水産庁の藤田仁司長官は「日本の水産物マーケットをめぐる状況」と題して講演し、良質な種苗の確保や魚粉に依存しない飼料の開発、激変する環境に対応した養殖技術の開発に加え、水産加工業における原料確保や後継者不足などへの対応策などを説明した。 その後、2つのパネルディスカッションを行った。「日本とノルウェー間の水産貿易」と題したパネルディスカッションには、日本の商社や大手水産会社、ノルウェーの水産会社や食品研究所の関係者が参加。「水産食品開発と市場トレンド」と題したパネルディスカッションには、日本の大手量販店や回転寿司チェーン、ノルウェーのサーモン養殖加工業者、漁業会社の関係者が参加した。 「シーフードセミナー」に先立って、ノルウェーの最新の養殖技術などを紹介する「ノルウェー養殖イノベーションダイアログ」も開催された。 |
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