●大手給食、福祉が伸びるGハウスとメフォスは学給も大手給食企業の前三月期決算が出揃った。病院・福祉給食の受託が増えている一方で、事業所・工場といった産業給食は減少が続いている。給食企業が手がける学校給食はまだ規模が小さいものの、参入しているところでは着実に増加しており、将来は学校給食を基盤とする地域冷食問屋がらみで流通変化が進む可能性がある。
大手五社の前期病院・福祉給食売上げはいずれも高い伸びとなった。シダックス、グリーンハウスは総売上げの伸び率が10%前後と好調だが、医療・福祉関係はそれを上回る17%近くの伸び。レオックジャパンは大口顧客であるダイエーグループの人員削減により、店舗従業員の給食が苦戦するなどの要因で総売上げは減収となったが、病院給食は3・8%増。特に目をひくのが老人ホームなど福祉施設の伸び。日清医療食品、メフォスは病院と福祉施設の売上げをそれぞれ開示しており、福祉関係の伸びはいずれも二ケタ増となっている。 |
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