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●身内の争い「部屋」の外に持ち出すな 編集委員:佐藤巳喜夫(週刊冷食タイムス:05/06/21号より)
兄弟の確執に思う
元大関初代貴乃花の逝去を機に、長男、次男の確執が世間の注目を集めている。
「子育てを、見習いたい、二子山親方」とかつて川柳にうたわれたほど見事な指導で、初代貴乃花は、親方として二人のせがれを揃って角界の頂点である横綱に育てた。
二人のせがれが引退後、部屋の後継者には現役時代の実力、実績が上回る弟を選び、人気のあった兄は角界から足を洗って自由な立場に身を置かせた。
さて親が亡くなって、葬儀を機に、問題が改めて表面化した。花田家の家長は長男であり、喪主も長男が務めたが、相撲協会葬という公は「部屋」の親方である次男が取り仕切る、というややこしい始末。
しかし、角界を業界に、部屋を会社に、親方を社長に置き換えれば、この話、決して珍しいことではない。特に、家族経営がいまでも多い中小メーカーや地域業務用卸ではよくあることだ。
弟が実力を備えているかどうかは別にして、長兄が親の商売に性格的に馴染めなかったり、芸術など自らの道を貫く場合、代わって弟が社長についているパターンもある。
大抵は兄弟の話し合いで円満に、あるいは渋々ながらもなかば強引に解決するが、こじれると大変。おまけに、兄弟それぞれに嫁がいて、その嫁が手綱を握っているようなところではもめる。しかもこの手のもめごとは何十年と長引くからややこしい。
事が事だけに周囲は表立ってあれこれ言わないが、隠しても外に出るのが親類のもめごと。双方が誰かに言い分を訴えたいのだから、どうしたって外に出る。「隣のかんなくず」(新築)はやっかみも含めて腹立たしいが「瓦が崩れた」(疲弊)は耳を立てる。
六十を過ぎた兄弟でも親が興した会社を仲良く分担しながら経営し、発展させているところはもちろんある。その姿を社員、取引先メーカー、得意先顧客は見ている。
長嶋茂雄の復活が、兄弟げんかの渦中に埋没することだけは避けたい。
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