●今春改訂した「新ギョーザ」末端で40円引上げ数量も10%増を維持味の素冷凍食品は業界No.1商品の「ギョーザ」で製品の規格改訂を実施し、価格引き上げをめざす注目の取り組みを今春実施したが「想定範囲内で現状は動いており、当初の目的はほぼ達成した」と進藤社長は明らかにした。 中具、皮、味付けなど商品の質を上げるとともに、低価格化に歯止めをかけ「末端売価約二百五十円を三十〜四十円引き上げ、二百九十円台の販売」を実現しようとしたのが同社の挑戦。 その結果、改訂後の四〜六月は売上げが18%増と単価引き上げ効果が大きく表れ、数量も引き続き10%増と二ケタ増を維持している。 「これなら(今後も)買うという消費者の支持が得られ、慎重だった大手量販店も六月の実績を見て、これなら大丈夫と評価していただいている」(進藤社長)。 製品改訂を重ね、広告宣伝も含めた積極的な消費者アピールを重ねた結果「ギョーザは三年で売上げが倍増、単品百億円を手中にした」と進藤社長。「この成果を今後の教材にしたい」と語る。
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