●年末商戦へGO!展示会・商談会各地で活発に水産物の販売にとって、一年の動向を決するといわれる10〜12月が目前に迫った。とりわけ天王山となる年末商戦に向けて各社のモチベーションも最高潮に。秋の新商品を中心に得意商材やトレンド品を一堂に集め、活発な商談を繰り広げた極洋とマリンフーズの展示会を追った。 グループ総合力をアピール 極洋東京支社と極洋商事はの展示会(20日、東京・ホテルニューオータニ)は約300社、700名が来場。福井清計社長が率先して活発な商談を繰り広げた。 「国産」を前面に マリンフーズ(19〜20日、東京産業貿易会館)は昨今の中国事情や欧米諸国の需要増大、水産資源の枯渇など、水産業界を取り巻く環境を考慮し、「クローズアップ“国産”」をテーマに据えた。 「鮮魚セット」は北海道のハッカク、マダラ、スケソウダラ、東北のヒラメ、サワラ、ヤナギカレイ、九州の関アジ、カサゴなど産地直送。ウナギ製品は鹿児島・宮崎・浜名湖産の3種で食べ比べ。マグロも青森産天然ホンマグロと長崎産養殖ホンマグロを用意した。寿司ネタは北海道の生ムキつぶ貝や活〆ホッケ、八戸の秋鮭漬け炙りなど30種類以上を揃えた。 寿司ダネを世界で販売 村岸文雄社長マリンフーズの村岸文雄社長は「今年は国産、寿司提案、年末商材、加工品の4ブースに新製品180品を含む600アイテムを揃えた。4〜8月は寿司ダネが前年比107%。専従チームの設置で強化しているマグロは112%。今期は売上高で780億円を予想している。寿司ダネ商材を含め、米国、欧州、ロシア、東南アジアの市場に販売を拡大していきたい」と強調した。 |
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