●チリ事業統合し新会社日本水産世界戦略 矢継ぎ早に日本水産(垣添直也社長)は欧州の冷食会社のグループ化、国内3社と台湾・中国事業会社「大明食品」への資本参加に続き、南米チリの事業を統合し新会社を設立する、と11日発表した。グローバル展開の一環として、南米における水産原料の調達力と販売力を強化しオキアミなど南極資源の活用も視野に入れている。 日水グループのEMDEPES社と現地の水産投資会社DERIS社(チリ・サンチャゴ)傘下のFRIOSURグループを事業統合する。日水グループの100%子会社NAL社(NipponSuisanAmericaLatinaS.A.、チリ・サンチャゴ市)が統合事業をマネジメントするDesarrollosOceanicosS.A.社(DOSA社)を設立する。統合に当たり販売・管理機能を新会社に移管し、商品を国内外に販売する。 日水はDERIS社と“協働”で資源調達力、事業規模を拡大し、船舶の共同運航、販売・マーケティング、管理組織の効率運営を図る。 |
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