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今週の一本

●水研機構 サンマ来遊量、昨年並み低水準   (週刊水産タイムス:25/08/04号)

魚体重は110〜120g/昨年を上回る

 水産研究・教育機構(中山一郎理事長)は、今年度(8〜12月)の道東〜常磐海域におけるサンマ来遊量を「昨年並みの低水準」と7月29日発表した。漁期前半は昨年を下回り、後半は上回る。漁獲物に占める1歳魚の割合は昨年並みだが、1歳魚の体重は昨年を上回る見通し。  
 漁期前半の8〜9月にかけては、北海道からウルップ島東方沖の東経150度〜165度の公海を中心に魚群が来遊する。後半となる10月にはある程度まとまった魚群が北方四島周辺海域とそれらに隣接する公海に来遊する。
 海況については、8〜9月上旬は近海の黒潮続流の北限はやや北偏〜かなり北偏で推移する。

特に漁期前半が大きめ主体に

 水研機構が実施した今年のサンマ資源量直接推定調査では、漁場となる海域区分のサンマ分布量は109.9万tで昨年並みの水準と推定。これにより、サンマ来遊量は昨年並みの低水準を見込む。調査を開始した2003年以降、下から6番目の水準となった。
 調査をもとに推定したサンマの体重組成によると、昨年は70〜80g台が主体だった1歳魚の体重は、今年は90〜100g台が主体となる。漁期までに20g程度成長することから、今年の漁獲物に占める1歳魚の魚体重は昨年より大きい110〜120g台となる。特に漁期前半は120〜140g台と、近年としては大きめのものが主体となる見込み。

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