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今週の一本

●イートアンドフーズ 宮崎県都城市に新工場  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:24/03/26号)

西日本の生産体制増強

 イートアンドフーズは宮崎県都城市に冷凍食品の新工場を建設する。工場用地の優先交渉権を取得したと19日発表した。「大阪王将 羽根つき餃子」や「同ぷるもち水餃子」などの主力品を生産して西日本エリアの生産体制を増強する。今年10月に分譲、操業開始は2026年を予定している。
 新工場建設予定地は都城インターチェンジから約1kmに位置する都城インター工業団地桜木地区G区画。8259.88u。
 都城市は南九州の中心部に位置し、九州縦貫自動車道宮崎線や国道・主要地方道が交錯する交通の要衝。都城インターチェンジと国際物流拠点港でもある志布志港を約40分で結ぶ高規格道路「都城志布志道路」が24年度中に全線開通する見通しのため、海上運送との連携向上も見込まれている。
 新工場ではAIやIoT、ロボットといった新技術の導入による生産の効率化と、冷凍冷蔵設備への自然冷媒の採用など、地球環境への配慮を両立する考え。
 同社は群馬県板倉町に関東第一工場を2012年9月に移設・増強して以降、19年第二工場、22年第三工場を相次いで竣工し、東日本エリアでの生産体制を強化してきた。
 西日本エリアは大阪府枚方市の関西工場で冷凍食品を生産しているが、コロナ禍以降の需要拡大に対応するため、22年に竣工した関東第三工場を建設する前から新たな工場の建設を西日本で計画していた。

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