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この人に聞きたい:第9回(週刊水産タイムス:05/07/04号)

「無駄を省き居心地良く」

(株)ゴダック
代表取締役 荒谷 公彦 氏

<あらや・きみひこ>
東京水産大学(現東京海洋大学)卒業、95年同社設立。
東京都出身。

高級魚介類の輸入商社である同社は、世界中の新鮮な魚介類の供給ネットワークを利用して、肉を一切使用しないシーフード「KAZAN」を銀座に出店した。それに続き「銀座鰤門(しもん)」では独自の江戸前寿司を表現する。

今年2月に3店目となるバー「MASQ(マスク)」(中央区銀座5‐6‐6TEL03-3575-5161)をオープンした。食やもてなしへのこだわりを究極なまでに追求したバーである。荒谷社長は「バーは癒しの空間であるべき。落ち着いてお酒を飲んだり食事のできる店は少ない。あらゆる世代の人が居心地良く、本格的な食事を楽しめる空間」と語る。

「MASQ」の目玉はステーキとフォアグラ。秋田牛のサーロインステーキは塩、またはわさび醤油で食べ、最大限に素材の美味しさを引き出している。フォアグラも他にないオリジナリティー溢れるメニューで提供する。「安心感のある店で女性のリピーターも多い。また、旬のフルーツを使った季節の果実カクテルは好評」。

店内は居心地の良さを重視、テーブル席がメイン。「飲食店を立ち上げる時は、感覚的に無駄な部分を省く消去法で組み立てていく。美味しくなければ料理ではないというコンセプトで、本当に美味しい食事を提供する空間を作りたかった。今後も皆さんに喜ばれる飲食店を増やしていきたい」と意欲を語る。

「MASQ」(http://www.masq.jp)
「鰤門」(http://www.seamon.jp)
「KAZAN」(http://www.kazan-ginza.com)

 

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