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この人に聞きたい:第95回
(週刊水産タイムス:07/06/11号)

イカ加工の将来ビジョン策定

全国いか加工業協同組合 専務理事 野々山 浩 氏

プロフィール:(ののやま・ひろし)昭和27年生まれ、愛知県岡崎市出身。名古屋大学経済学部卒。昭和51年に商工中金入り。名古屋、本店、東京深川、甲府の各支店、本店を回わる。甲府支店では次長、本店では副参事を務めた。平成15年から、いか加工組合の事務局長に。

5月18日の通常総会で坂井副理事長の退任の後をうけ、事務局長から専務に就任した。「坂井副理事長が体調の不安から、急遽、私が大任を引き受けることになりました。心の準備もできないままですが、頑張りたいと思います」と語る。

 今年度の取り組みでは1つは全国中小企業団体中央会の補助事業として、イカ加工業の将来ビジョンの策定を行なう。これは専門家による委員会を開き、今後の業界の進むべき方向性を検討する。
 また、秋にはドイツのケルン市で開催のアヌーガに農水省主催のジャパンブースに組合として出展し、組合会員会社の製品を展示する。
 「欧州では日本食ブームとなっており、これをテコにイカ加工品の市場開発と輸出促進を図っていきたいと考えています」と意欲を示す。

 さらに「イカ加工業界の将来ビジョン策定と合わせて、組合員のネットワークの強化を図るため、メールを活用した情報発信や若手経営者の相互の関係強化を図っていくように心がけていきます。
 情報発信の具体的な取り組みでは、組合事務所と近い東京・上野のアメ横でのイカ加工製品の価格動向を定期的に調査し、会員への情報提供を行うなども考えています。
 足元をしっかりと見つめながら、会員に役立つ組合となることを心がけます」と抱負を語る。

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