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この人に聞きたい:第100回
(週刊冷食タイムス:07/07/17号)

シュガーレディグループ大野悦史社長体制が始動

シュガーレディグループ 社長 大野 悦史 氏

プロフィール:シュガーレディ本社の社長となった大野悦史氏は、湘南で事業を立ち上げたばかりだったグループの発祥会社、明治冷凍食品販売(株)(現シュガーレディ湘南)で学生時代から働き、昭和49年学卒と同時に正式入社した大卒プロパー第一号。その後、シュガーレディ東京、同湘南の責任者を務め、常務取締役として冷凍食品の婦人販売組織を通じて、佐藤啓次郎社長が進める事業拡大を支えた。グループ本社ではグループ全体の営業拠点の開拓、物流網の整備、商品政策など重要案件に次々に取り組み、IT化推進、システム開発なども担当してきた。

 昭和24年福島県須賀川の生まれ。その後、郡山で幼年期を過ごしたが、東京に転居し、都立江戸川高校から横浜市立大商学部卒。学生時代から元気一杯、“オン”と“オフ”を明確に分けて仕事も仕事以外も楽しむ。最近は休日にウォーキングを心がけ、会社も自身も健康第一。好きな麻雀は長いこと時間が取れないのが残念。長女は嫁いで孫もおり、次女は米国に住む。さすがに最近は白髪が目立つようになったが、茶目っ気も残し、元気満々。グループの頼りになる兄貴、58歳。

こだわりの安全健康宅配
西を拡充、北上も計画

 冷凍食品を中心とする安全・健康食品のホームデリバリー事業を展開するシュガーレディグループの社長に大野悦史氏(常務)が6月1日付で就任、併せて取締役副社長に佐藤健氏という新体制が誕生した。
 創業以来同社グループを37年間率いてきた佐藤啓次郎氏は代表取締役会長として新体制を支える。
 新生シュガーレディはどう展開し、どの方向をめざすのか。大野社長に聞いた。

――冷凍食品宅配サービスから始まったシュガーレディ、様相が変わってきた。

大野 こだわりの安全でおいしい冷凍食品を主婦であるシュガーレディさんがお届けする事業の基本は変わりません。しかし、扱い商品は無添加安全のシュガーポーク、シュガービーフ等の畜肉が三割、コラーゲン、ロイヤルゼリー、青汁等の健康食品が三割。いずれも冷凍温度帯のサービスですが、純然たる調理冷凍食品はいま三割。ほかに無添加のシュガーレディ化粧品など。伸びているのは健康価値商品。グループを拡大するためには地域開拓が不可欠と思っています。

――37年の取り組みで顧客、需要の掘り起しは相当進んだと見えるが。

大野 いや、地域も、商品も満足した段階とは捉えていません。我々が扱うべき付加価値領域はまだ奥が深い。地域戦略も宿題を残しています。会長、副会長からは「全国制覇を」と宿題に早速取り組むよう求められています。岡山に続き、昨年は広島進出を実現。今後も西日本をさらに拡充する一方、東北仙台まで北上する計画も考えています。

――既存地域の実情は。

大野 試食のためのシュガーパーティが好評ですが月曜から金曜の昼に限られています。そこで共稼ぎ世帯需要を掘り下げるには新たなシステム開発が不可欠。高齢世帯向け対応も重要な仕事と捉えています。リタイヤしたご主人の昼食を何とか考えて欲しいという要望は増えています。家庭に直接お届けするサービスだから食育は重要と考え、昨年から勉強会を実施。小笠原流礼法の講習会も始めました。これが大好評です。

――組織、利用層は?

大野 お届けするシュガーレディさん、マネージャーさんが1万5000名。55万世帯が利用していますが、70万世帯にはしたい。

――冷凍食品の普及啓蒙、海外でも可能では?

大野 理論的にはそう。しかしそれは次の佐藤副社長の時代の仕事。彼は福岡の立ち上げで組織固めを成功させた実績があります。グループ事業をさらに発展させるため、若い力を生かしながら取り組みます。

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