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この人に聞きたい:第109回
(週刊水産タイムス:07/09/17号)

経営安定対策に全力

水産庁長官 山田 修路 氏

プロフィール:(やまだ・しゅうじ)昭和29年生まれ。石川県出身。農水省で大臣官房予算課長、同審議官、同政策評価審議官、総合食料局次長、農林水産技術会議事務局長、農村振興局長、生産局長を歴任。東京大学法学部卒。

水産庁長官になった山田修路氏

 7日付で農林水産事務次官に昇格した白須敏朗前長官の後を受け、水産庁長官に就任した。臨時国会直前の人事だけに「あまりに突然で驚いた」が、「OECD参事官の経験もあり、国際感覚も豊かな人。水産の新たな発展の道を探ってほしい」(白須事務次官)と、期待を寄せられている。
 水産庁には4年間在籍したことがあるが、「20年も前の話。かなり情勢は変わっているが、白須前長官が示した方針に沿って進めていく。特に漁業者が安心して仕事に従事できるよう経営安定対策に力を注ぎたい」と意欲を見せる。

 前職が生産局長だっただけに、「農業と比較すると漁業の経営安定対策は政策的に少し遅れている。漁業の生産構造の脆弱化を、農業と単純に比較することはできないが、学ぶべきところは学び、今後の政策展開に生かしていく」。

 漁業就労者の高齢化や、資源状況の悪化、さらに漁船の老朽化など、厳しい環境にさらされる水産業界。「基本的な認識は白須前長官と同じ。世界的に水産物の需要が高まっており、水産物輸出のスピードが速まっている中で、良い面を可能性として引き出し、伸ばしていきたい」という。
 趣味は水泳。太りやすいタイプなので、健康維持のためにも体を動かすよう心掛けている。「スポーツジムが午後11時までやっているので、9時まで仕事をしても間に合いますよ」と気力・体力とも充実している。

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